
Ⓒ所野縄文公園・御所野縄文博物館
夏休みの家族旅行は、子どもの自由研究にもなるような特別な体験を取り入れるのはいかがでしょうか。今回ご紹介するドライブコースは、縄文文化に始まり伝統工芸の漆器づくり、チョコレート工場の見学まで、多彩な体験が一日にぎゅっと詰まったプランです。また地元の人との触れ合いや産直グルメが楽しめるスポット、ドライブ旅の締めくくりにおすすめしたい癒しの温泉も紹介。家族の皆が笑顔になれる充実した一日を楽しみましょう!
TABLE OF CONTENTS
目次
- START 御所野縄文公園・御所野縄文博物館 移動 🚙で約25分
- 滴生舎 移動 🚙で約20分
- 北のチョコレート工場&店舗 2door 移動 🚙で約5分
- ふれあい二戸 移動 🚙で約15分
- 金田一温泉郷
縄文の世界が目の前に広がる! / 御所野縄文公園・御所野縄文博物館

岩手県一戸町にある御所野遺跡は、2021年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」における構成資産のひとつとして、世界遺産に登録されました。公園内では、土屋根の復元竪穴建物や配石遺構などを見学することができ、縄文時代の暮らしを肌で感じることができます。
博物館では出土品の展示だけではなく、プロジェクションマッピングで縄文の暮らしの様子をリアルに再現。まるで、縄文時代にタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。また見るだけではなく、土器づくりや縄文食の調理体験(要問い合わせ)など実際に縄文時代を体験できるプログラムも充実しています。お子様にとっては夏休みの宿題のひとつ、自由研究のテーマになるかもしれません。大人にとっても歴史の奥深さに触れる貴重な機会になるはずです。
御所野縄文公園・御所野縄文博物館 の詳細
住所 岩手県二戸郡一戸町岩舘字御所野2 営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで) 料金 (※博物館)一般 300円、大学生 200円、高校生以下 無料 駐車場無料 URL https://goshono-iseki.com/index.html
伝統工芸品の浄法寺うるしに触れる / 滴生舎( てきせいしゃ)

御所野縄文公園から車で約25分、のどかな山村の風景を楽しみながら国道4号から県道6号へと進んでいくと、うるしの里である浄法寺町に到着します。浄法寺町にある滴生舎(てきせいしゃ)は、浄法寺うるし100%の漆器を製作・販売する施設で工房も併設されています。ここでは職人たちが漆器を製作する現場を見学することが可能。脈々と受け継がれてきた伝統の技を間近に感じられます。浄法寺塗りの漆器製品は、大半が黒・本朱(ほんしゅ)・溜色(ためいろ)で、光沢をおさえた仕上がりが特徴。作り手の個性が光る美しい漆器製品は購入もでき、旅の思い出やお土産としてもぴったりです。うるし塗りの奥深さや美しさに触れることで、日本の伝統工芸をより身近に感じられる貴重な体験となることでしょう。
滴生舎の詳細
住所 岩手県二戸市浄法寺町御山中前田23-6 営業時間 8:30~17:00(火曜日・年末年始は休業) 駐車場 無料駐車場あり URL https://urushi-joboji.com/life/tekiseisha
銘菓「南部せんべい」とチョコレート工場でほっと一息 / 北のチョコレート工場&店舗 2door

滴生舎から車で約20分、歴史見学や伝統工芸に触れた後は、甘いものでほっと一息ついてみませんか。小松製菓は、二戸を代表する銘菓のひとつ「南部せんべい」で知られる製菓メーカーです。同製菓が手がける「北のチョコレート工場&店舗 2door」は、工場・店舗・カフェスペースが一体となった施設。「2door」という名前は、二戸(2つの戸)にかけて名付けられました。工場では、南部せんべいをチョコレートコーティングした「チョコ南部」や「割りしみチョコせんべい」などの製造過程を見学することができます。お土産選びはもちろん、カフェでゆっくりと休憩するのもおすすめです。南部せんべいをトッピングしたソフトクリームやドリンクも楽しめます。
北のチョコレート工場&店舗 2door の詳細
住所 岩手県二戸市石切所字荒瀬65-3 営業時間 10:00~18:00 料金 見学無料(体験コーナーによっては、別途料金が発生する場合あり) 駐車場無料駐車場あり URL https://www.iwateya.co.jp/2025/05/28/%E5%8D%97%E9%83%A8%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%B9%E3%81%842door%EF%BC%88%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A2%EF%BC%89%E5%BA%97/
二戸の旬の食材と出会う/ ふれあい二戸

北のチョコレート工場&店舗 2doorから車で約5分。地元の新鮮野菜や果物、手作り惣菜が並ぶ「ふれあい二戸」は、二戸のローカル感を味わえる産直スポット。ここでは採れたての新鮮な果物や野菜をはじめ、北岩手のブランド豚「佐助」やお豆腐などの加工品など二戸管内の品々が並んでいます。人気のジェラート店「松ぼっくり」の濃厚なジェラートも楽しめ、季節限定フレーバーも見逃せません。ドライブ旅の小休止に立ち寄りたい、心と体がほっとする憩いの場です。
ふれあい二戸 の詳細
住所 岩手県二戸市石切所字荷渡荷渡22−28 営業時間 10:00~18:00 料金 入場無料 駐車場無料駐車場あり (※駐車場情報の確認をお願いします) URL https://www.ninohe-kanko.com/news/24418
座敷わらし伝説も残る自然豊かな温泉郷/ 金田一温泉郷

ふれあい二戸から車で約10分の場所にある金田一温泉郷。かつて侍たちが合戦で負った傷を癒したことから「侍の湯」とも呼ばれ、南部藩指定の湯治場として栄えてきました。また金田一温泉郷は、座敷わらしの伝説が残る宿であることでも知られ「座敷わらしの里」としても親しまれています。そのほか「言語学者の金田一京助」や「作家の三浦哲郎」ゆかりの宿もあります。日帰り入浴が可能な旅館や入浴施設もあるので、ドライブ旅の締めくくりに疲れを癒すのにもぴったりです。
金田一温泉郷 の詳細
URL https://www.city.ninohe.lg.jp/info/342
<まとめ>
さまざまな学びと体験を盛り込んだドライブプランはいかがでしたか? 縄文時代について深く知ったり、改めて日本の伝統工芸に触れるひとときは、子どもだけでなく、大人にとっても知的好奇心をくすぐられるのではないでしょうか。何よりドライブを通して楽しんだ時間は、家族みんなの心に残る夏の思い出になるはずです。
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Drive! NIPPON編集部
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