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最近では、ジュニアグランプリシリーズでの日本人の活躍が続々と届いてきているのですが、そうこうしている間に、シニアも開幕という9月。
アイスショーで見た選手たちの作品が、どのように変化しているか。ファンの皆さんも大きな期待と不安が混じり合ったそんな時期なのではないでしょうか?
さて、そんな9月にお届けするスケートリンクは、「盛運輸アリーナ(青森県営スケート場)」です。
盛運輸アリーナは、1周250mのスピードリンクと国際規格のリンクが設置されているだけでなく、観覧席も1000席以上ある国際規格スケートリンクです。
夏はインライン、冬はフィギュアスケート、アイスホッケー、スピードスケート、ショートトラックと、各種スケートを楽しむことができ、地元民の運動をする場になっています。また、スケートだけでなく、ライブやコンサートが行われ、最大7000名を収容する巨大アリーナにもなるのだとか。
新青森駅や青森駅まで車で20分ほど、また、青森空港も車で20分のところにあるため、全国大会に出掛ける前に朝練習をしてからも移動可能な便利さもこのアリーナの特徴です。
2003年には、盛運輸アリーナが会場となり、アジア大会が開催されました。当時、日本勢の活躍が目立ち、本田武史さんと荒川静香さんがアベック優勝。女子は村主章枝さん、中野友加里さんが表彰台を独占、男子も田村岳斗さん、高橋大輔さんが入賞しました。
青森県内には、八戸市にフラット八戸、テクノルアイスパーク、三沢市には三沢アイスアリーナがあるものの、地元の方にお話を伺うと「スケートは東の方が強いね〜」と。過去に、青森市に講演会に行ったことがありますが、その時にはとてもスケート熱の強い方もたくさんいらしたので、青森市のスケート熱がまだまだ着火していないだけと思っています。
2026年の冬には、青森で国体が開催されます。スケート競技は三沢や八戸で開催されますが、そこで奮起したスケーターの卵たちが、この素晴らしいリンクからも出てくることを応援したいと思います。
さて、小塚崇彦の「スケートリンクつるり(巡り)」を始めて約3年が経ちました。
来月からは活動が多岐に渡る「小塚崇彦だからこそ」紹介できる、スケートだけではない、幅を広げたコラムを届けたいと思います!
もちろん、まだまだ掲載しきれていないスケートリンクの紹介も続けていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。

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小塚 崇彦 / フィギュアスケーター
現在は、フィギュアスケートを始めとしたスポーツの普及活動を中心に、活動の幅を拡げて新たなステージに挑戦。また野球、サッカー、ゴルフなどのスポーツ経験を活かし、スケートの用具開発やJOC専門部会委員、スペシャルオリンピックスドリームサポーターなど様々な方面で活躍。2021年から全国の芸術花火スペシャルプロジェクトリーダーとして活動。2023年からはTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジにも挑戦。東京の二子玉川を拠点に、北海道、東北、関東、四国をはじめ全国各地でも小塚アカデミー (スケート教室) を開催。