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わたしがご紹介する山口県のうまいもの。それは山口を代表するソウルフードで、今や全国的にも有名になった「瓦そば」です。
瓦そばをお店で初めて食べた時の感動は、今でも忘れられません!
まず、見た目のインパクト。
熱々の真っ黒な瓦の上で、ジュージューと音を立てて焼かれる茶そば。そのうえに盛り付けられた錦糸卵に青ネギ、甘辛く煮た牛肉などが彩り鮮やかに映え、まるで芸術品のような美しさです。
そして見た目はもちろん、味も絶品。
温かいつゆに浸して食べる茶そばは、上側のフワッとしながらもコシのある麺と、瓦で焼かれてパリパリに焦げた下側の麺の、2つの違った食感を楽しめます。
わたしはこのパリパリに焦げた茶そばが大好き。温かいつゆに浸して、麺がほんのり柔らかくなった食感が何ともいえないんですよ。
瓦そばの魅力は、とても言葉では伝えきれません。ぜひ実際に目で見て味わっていただきたい、山口県民自慢のご当地グルメです。
そんな瓦そばが生まれたのは昭和36年のこと。
明治はじめの西南戦争の時、薩摩軍の兵士たちが瓦で野草や肉を焼いて食べた、という話にヒントを得て、下関市川棚温泉の老舗旅館で誕生しました。
その珍しさとおいしさから、川棚温泉の名物料理として知られるようになり、現在では山口県内各地で瓦そばを提供するお店が増えています。
地元民がおすすめする瓦そばのお店はやはり、川棚温泉にある元祖瓦そば「たかせ」。発祥の地で食べる瓦そばは格別です。元祖の歴史と貫禄を感じられますよ。
上の写真は「柳屋」の瓦そば。茶そばが焦げたパリパリ具合が絶品。味もよくてお店の雰囲気もよい、おすすめのお店です。
そのほか瓦そばを提供しているお店でも、器や具材、盛り付け、茶そばの焼き加減など、そのお店ならではの特徴ある瓦そばをお楽しみいただけます。
山口においでの際は、旅のお食事プランの中に瓦そばをお忘れなく^^
お店で味わった瓦そばは、ご自宅でも気軽に楽しむことができます。
ホットプレートやフライパンで焼いた茶そばの上に、錦糸卵や青ネギといった基本の具材にプラスして、お好みのものを載せて作るオリジナルの瓦そば。お店とはまた違う美味しさ、作る楽しさを感じられますよ。
お土産品売り場や元祖瓦そば「たかせ」のホームページでは、瓦そばを自宅で作れるセットが販売されています。
旅先でもご自宅でも、山口のご当地グルメ・瓦そばを、気軽に楽しんでくださいね!
■元祖瓦そば たかせ
https://www.kawarasoba.jp/index.php
■かわらそば 柳屋
https://kawarasoba.co.jp/

Posted by
なんたん
山口県在住のライター。生まれ育った自然豊かな山口県が大好き。山口県の観光地やイベント、お土産などをご紹介するサイト「山口いいとこ発見!」を運営、執筆しています。