VOL.8 岐阜県美濃市「うだつの上がる町並み」を夏きものでぶらり

伝統と歴史の息づく町並みで過ごす夏のひととき

伝統と歴史の息づく町並みで過ごす夏のひととき

こんにちは!「着物でおでかけ」コラムライターのSAYAKAです。
梅雨明けはもう少し先のようで、しっとりとした空気を感じる今日このごろ。
「涼しげな着物でのんびりどこかへ行きたい!」ということで、今回は岐阜県美濃市を訪れました。

美濃市へは、名古屋から車でおよそ1時間。
1300年の伝統を誇る「美濃和紙」の産地としても知られていますね。
今回訪れたのは、市内中心部にある「うだつの上がる町並み」です。

このあたりは、1600年に起こった天下分け目の戦い・関ヶ原の戦いの際に、徳川家康側についた戦国武将・金森長近により整備されました。
江戸商人たちが多く住んだ城下町で、400年以上が経った今でもほとんどがそのままの姿で残っています。

ところで、この「うだつ」という言葉、なんのことかわかりますか?

VOL.8 岐阜県美濃市「うだつの上がる町並み」を夏きものでぶらり

正解は、屋根の上に一段突き出ているこのとがった部分のこと。

「うだつ」には、屋根の両端を一段高くすることで火災による類焼を防ぐ役割を持つ防火壁の役割があります。
当時は経済的に裕福な家や名家しか「うだつ」を造ることができなかったそうですよ。家柄によってさまざまなデザインを施していたようで、当時の豪商たちは競い合うようにして「うだつ」を造っていたそうです。
今でも、生活がぱっとしない、冴えない様子を「うだつが上がらない」と表現することがありますね。
諸説あるようですが、大金を稼いで成り上がった様子を当時の町人たちは「うだつを上げる」と使っていたことから、その逆の意味でこの言葉が広まるようになったと言われています。

そんな町並みには、美濃和紙の専門店や、当時の繁栄ぶりが窺える「旧今井家住宅」などの歴史的建造物、おしゃれなカフェにランチスポットがたくさんありました。
旅のお土産に美濃和紙の一筆箋も購入!お手紙を書くのが楽しくなりそう。

VOL.8 岐阜県美濃市「うだつの上がる町並み」を夏きものでぶらり

この日は、麻の素材の夏着物でおでかけ。
麻はカラッとした手触りで涼しく、通気性も抜群です。
白地ということもあり、見た目にも清涼感を感じていただけるのではないでしょうか?

帯は、気軽に扱える半幅帯(はんはばおび)にしてみました!
半幅帯はカジュアルなものなので、浴衣などに合わせることが多いですが、もちろん普段着なら着物にもOK。
結び方も自由にアレンジできて、和服の楽しさを広げてくれるアイテムだと私は思います。

この帯はリバーシブルになっているので、銅の部分で少し折り返してシンプルなコーディネートにアクセントをつけてみました。
これからは浴衣も楽しめる時期ですので、半幅帯をステキにアレンジして着こなしたいですね!

感想・まとめ

江戸時代からの情緒的な建造物が立ち並ぶ「うだつの上がる町並み」。
当時の商人たちはこの「うだつ」に並々ならぬこだわりをもっていたのだということがわかりました。
また、美濃和紙の素朴なあたたかみにも触れて、大満足!穏やかな夏のひとときを過ごせました。

次回も、皆さんに着物に親しんでもらえるようなコラムをお届けしていきますね!

お楽しみに!

<今回のスポット>
岐阜県美濃市・うだつの上がる町並み

Posted by

光田さやか

料理と着物をこよなく愛する愛知県在住のフリーライター。ジャンルはグルメ全般、ライフスタイル、ビジネス、子育て、美容、農業、和文化、温泉、地域促進など。趣味は、旅先で一筆箋とご当地調味料を買うこと。

  • X SHARE
  • facebook SHARE
  • Line SHARE
» language / 言語