VOL.35 小塚家が縁深い金沢にある、石川県唯一のリンク「健民スポレクプラザ」

VOL.35 小塚家が縁深い金沢にある、石川県唯一のリンク「健民スポレクプラザ」

最近のフィギュアスケートの話題といえば、全国中学生スケート大会と四大陸フィギュアスケート選手権2023が無事に終了したということ。そして、今シーズンも残すは、地元の大会、世界選手権の1、2試合となりました。
早くもシーズンが終わった選手にとっては、来シーズンに向けての休養や練習、今後に向けて有意義な時間にしてほしいと思います。

さて本題ですが...
改めていうことでもないですが、私も父も愛知県出身です。試合でも練習でも金沢に行ったことはありませんでした。実は、父の金沢での指導を引き継ぐ形で、年に一回教室で金沢に行く機会ができたのですが、あまり金沢とは縁がないと思っていました。

そんなある日、石川県スケート連盟の方々とご飯に行った際に、父方の伯母が金沢によく来て、自分たちにスケートを教えてくれていたという話をしてくれました。聞く話によると、愛知の監督として国民体育大会に行っていた祖父が、石川県の方と仲良くなり、金沢に教えに行くと言ったことから、伯母が金沢に行くことになったとの話でした。その伯母は、「日本人で初めてダブルフリップを跳んだスーパーおばちゃん」なのですが、本人に聞いても、恥ずかしそうにあまり話してくれなかったので、知っている人も少なかったのです。

今回紹介したいのは、そんな小塚家と縁の深い石川県金沢市にある「健民スポレクプラザ」です。
JOCのオリンピック教室で金沢市の学校に行った際、11月に教えた選手たちの練習とタイミングが合ったので、健民スポレクプラザに会いに行っていきました。石川県の事業として行かさせていただきながら、スケートリンクに訪問することもできたので、感謝ですね。ありがとうございました!

さて健民スポレクプラザには、スケートリンクの他に、野球やサッカーの練習で使用できる多目的コートや、バレエなどの練習もできる多目的ホールが併設されています。スケートリンク自体は60m×30mはないですが、選手たちが十分練習できるだけの環境です。とはいえ、現在は秋から初夏までの季節営業となっています。今後もし、通年リンクまたはフルサイズのリンクになれば、より選手たちの育つ環境が整うのではないかと思います。
そんな小塚家と縁の深い金沢から選手が育ってくれることを祈って、これからも応援していきたいと思います。

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小塚 崇彦 / フィギュアスケーター

現在は、フィギュアスケートを始めとしたスポーツの普及活動を中心に、活動の幅を拡げて新たなステージに挑戦。また野球、サッカー、ゴルフなどのスポーツ経験を活かし、スケートの用具開発やJOC専門部会委員、スペシャルオリンピックスドリームサポーターなど様々な方面で活躍。2021年から全国の芸術花火スペシャルプロジェクトリーダーとして活動。2023年からはTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジにも挑戦。東京の二子玉川を拠点に、北海道、東北、関東、四国をはじめ全国各地でも小塚アカデミー (スケート教室) を開催。

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