VOL.33 有名選手たちも練習してきた「関西大学 たかつき アイスアリーナ」

VOL.33 有名選手たちも練習してきた「関西大学 たかつき アイスアリーナ」

フィギュアスケートのグランプリファイナルが先日開催され、日本はシニア、ジュニア通じて、4つのカテゴリーで金メダルを獲得。残る試合は、シーズン前半の全日本選手権のみとなりました。ここがシーズン後半の派遣の最終選考の場となり、選考によっては、来シーズンのポイントにも関わってくる重要な場となります。

さて、そんな12月にご紹介するのは「関西大学 たかつき アイスアリーナ」です。
澤田亜紀先生の貸切に参加するため、同リンクで久しぶりに滑らさせてもらいました。2010年のバンクーバーオリンピックからの帰国後、お疲れさまアイスショーということで、実に12年ぶりに、通称「関大のリンク」で滑りました。
相変わらず、佐藤信夫、久美子夫妻の写真に見守られ、新横浜で滑っているような感覚に。
そんな「関大のリンク」は、2006年7月に完成したアイススケートリンクで、それまでの日本には、国際競技規格を満たすリンクを備えた大学は存在しませんでした。
関西大学といえば、当時は高橋大輔選手や織田信成選手が学生として在籍しており、町田選手や宮原選手、紀平選手も関大のリンクで練習し、様々なことを吸収していました。

ここでは、関西大学のアイスホッケー部の他に、アイススケート部(フィギュア・スピード)も練習しています。なかなか滑る機会はないだろうが、今回はスケートリンクの紹介ということで、了承してもらえるといいなと思います。

外にはトレーニングもできる人工芝が敷かれており、その周辺には春は桜、秋は紅葉と、練習の合間やいき詰まった際にも心を開放できる環境も揃っています。高槻市民を対象に一般開放デーが設けられることもあるそうで、どうしても滑りたい、、、という方は、高槻市民となって、チャンスを伺うのはいかがでしょうか?近くには織田信成さんのスポーツジムもあり、フィギュアスケートに関する専門職人たちが地域の競技レベルを向上しています。

新たなジュニア選手達も、これからの飛躍の機会を伺っています。時間は違えど、同じリンクで滑ったスケーター達を、陰ながらにも応援していきたいと思います。

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小塚 崇彦 / フィギュアスケーター

現在は、フィギュアスケートを始めとしたスポーツの普及活動を中心に、活動の幅を拡げて新たなステージに挑戦。また野球、サッカー、ゴルフなどのスポーツ経験を活かし、スケートの用具開発やJOC専門部会委員、スペシャルオリンピックスドリームサポーターなど様々な方面で活躍。2021年から全国の芸術花火スペシャルプロジェクトリーダーとして活動。2023年からはTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジにも挑戦。東京の二子玉川を拠点に、北海道、東北、関東、四国をはじめ全国各地でも小塚アカデミー (スケート教室) を開催。

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