VOL.31 冬は地元密着のアイスリンクに!地元スケーターも通う「日本ガイシアリーナ」

VOL.31 冬は地元密着のアイスリンクに!地元スケーターも通う「日本ガイシアリーナ」

急に冷え込み、期間限定のアイスアリーナも少しずつオープンし始め、一気にシーズンインを助長する気候になりました。

さて、今月紹介するスケートリンクは、愛知県名古屋市にある「日本ガイシアリーナ」です。
「レインボーアリーナ」と呼ばれていたこの施設は、夏はプール、冬はスケートの施設として一般滑走や貸切、スケート教室も開催される地元密着のアリーナで、愛知のスケーターの練習拠点としても活用されています。また隣の「日本ガイシホール」では、過去に臨時でリンクを張り、「GPファイナル」や「ディズニーオンアイス」などが開催され、多くの観客がスケートの可能性を楽しみました。

また、ここ日本ガイシアリーナは、私が初めての試合に出場したリンクでもあります。
当時小学生で、滑走後に従兄から大きな花束をもらったのも覚えていますし、とても緊張した感覚は未だに残っています。現在もローカル大会や全国大会、年明けの開催で20周年となる「名古屋フェスティバル」が開催されており、特に「名古屋フェスティバル」は、私自身、初回から参加させてもらっているイベントです。

1999年には、エフゲニー・プルシェンコ選手がNHK杯で、4回転トウループ+3回転トウループ+2回転ループのコンビネーションジャンプを成功させ優勝しました。また私は、花束拾いのスケーターと地元スケーターとしてエキジビションにも出場させてもらい、とても嬉しかったのを覚えています。
日本ガイシアリーナは、私にとって様々な経験をさせてくれました。
2002年、当時、試合前のウォームアップをほぼ行なってなかったのにもかかわらず、地元の友達と試合前に3時間サッカーをやってボロボロになった全日本ジュニア選手権。ウォームアップ後にコスチュームを置いてきたことに気が付き、ホテルまで走って取りに行き、体力無くボロボロになった2006年全日本選手権。

正直、私にとってガイシアリーナでの試合は、良い思い出は、あまりありません(笑)
良い思い出といえば、2012年にチーム愛知として出場した国民体育大会で、演技内容も良く、地元優勝出来たことかと思います。
地元という地の利を活用することができず大変な思い出ばかりですが、良い思い出だけではないのがスポーツであり、今となっては笑い話です。そのような悔しい経験が今の自分に繋がっていると考えると、行動し挑戦したからこその学びだと思います。

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小塚 崇彦 / フィギュアスケーター

現在は、フィギュアスケートを始めとしたスポーツの普及活動を中心に、活動の幅を拡げて新たなステージに挑戦。また野球、サッカー、ゴルフなどのスポーツ経験を活かし、スケートの用具開発やJOC専門部会委員、スペシャルオリンピックスドリームサポーターなど様々な方面で活躍。2021年から全国の芸術花火スペシャルプロジェクトリーダーとして活動。2023年からはTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジにも挑戦。東京の二子玉川を拠点に、北海道、東北、関東、四国をはじめ全国各地でも小塚アカデミー (スケート教室) を開催。

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