VOL.26 聖地巡礼で人気の北九州市で、市内唯一の国際規格スケートリンク「北九州アイススケートセンター」

VOL.26 聖地巡礼で人気の北九州市で、市内唯一の国際規格スケートリンク「北九州アイススケートセンター」

フィギュアスケート界では、オフシーズンともいえる5月中旬。選手たちはこの期間に次のシーズンに向けて、プログラムを作成し始めています。来シーズン、次のオリンピックシーズンに向けて、どのような曲にし、どのような構成にするのか、はたまたどのコリオグラファーに振り付けをしてもらうのか、このシーズンオフの間は、フィギュアスケーターにとって来シーズンを担う大事な時期なのです。

さて、今月紹介するスケートリンクは、北九州市にある「北九州アイススケートセンター」です。
このリンクは、西日本国際展示場内に12月から2月末までの季節限定で現れる、市内唯一の国際規格のスケートリンクなのです。この九州アイススケートセンターでは、「グラッチャ」という子供のスポーツ塾の一環で、毎年スケート教室を開催させてもらっていました。
人は、生涯にわたって発達し続けると言われています。運動に関しては、動作の発達は7、8歳で特に発達するといわれ、運動神経系の発達の著しいこの時期は、「飛ぶ」「跳ねる」「走る」「捻る」「転がる」「回る」といった基礎的な運動を習得することが理想的です。そこに「滑る」を入れた指導をさせてもらいました。

関連学校の九州医療スポーツ専門学校は、私自身もお世話になったトレーナーの出水先生の出身校でもあります。出水先生の他にも、多くの九州医療出身トレーナーがフィギュアスケートに携わっています。そして今では、フィギュアスケート世界一の担当トレーナーを輩出した学校となりました。そんなトレーナーの先生方の活躍によって、今後も多くの選手たちのスケーター寿命を伸ばしてくれることと思います。

映画、アニメの聖地と呼ばれる芸術の街で、今後も地域の健康づくりやアスリートの育成と共に、フィギュアスケートが根付き、多くのアスリートが育ってくれることを願うばかりです。

※写真:2019年3月の小塚アカデミー開催時の様子

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小塚 崇彦 / フィギュアスケーター

現在は、フィギュアスケートを始めとしたスポーツの普及活動を中心に、活動の幅を拡げて新たなステージに挑戦。また野球、サッカー、ゴルフなどのスポーツ経験を活かし、スケートの用具開発やJOC専門部会委員、スペシャルオリンピックスドリームサポーターなど様々な方面で活躍。2021年から全国の芸術花火スペシャルプロジェクトリーダーとして活動。2023年からはTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジにも挑戦。東京の二子玉川を拠点に、北海道、東北、関東、四国をはじめ全国各地でも小塚アカデミー (スケート教室) を開催。

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