VOL.78 雄大な立山連峰を望める絶景スポット「道の駅 雨晴」

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絶景を見ることができる道の駅は全国にいくつもあるが、その中でもまた行きたいと思っているところが、富山県高岡市にある「道の駅 雨晴(あまはらし)」。国道415号沿い、富山湾に面した場所に位置している道の駅だ。

道の駅の目の前は雨晴海岸という「日本の渚百選」にも選ばれた、青松と白い砂浜が美しい海岸で、夏には多くの人が訪れる人気の海水浴場でもある。道の駅から道路と踏み切りを渡ればすぐ海岸だ。雨晴海岸は「義経岩」「女岩(めいわ)」などの岩礁も多く、源義経が奥州へ落ち延びる途中、にわか雨の晴れるのを待ったという伝説が残る義経岩は、「雨晴」という地名の由来になった岩だそうだ。

道の駅施設2階・3階の展望デッキからは雨晴海岸を一望できる。特におすすめしたいのが、富山湾越しの立山連峰の眺め。晴れた日には、海と女岩の向こうに3000m級の立山連峰を望むことができるのだ。残念ながら私が訪れた日は、道の駅から立山連峰を見ることができなかったが、翌日早朝、道の駅近くのキャンプ場から朝焼けに浮かびあがる山のシルエットを見ることができた。(朝焼けで空と海が赤く染まり、とても幻想的だった!)
なかでも冬の立山連峰は絶景だそうで、いつか冬に訪れてみたいと思っている。条件が整えば、10月末から2月末頃にかけては「気嵐(けあらし)」という現象を見ることができ、冠雪の立山連峰と気嵐を撮影するために多くのカメラマンが訪れるそうだ。展望デッキは24時間開放されているので、いつでもここからの景色を楽しめる。

展望デッキからの眺めはこれだけじゃない。氷見線を走る列車の絶好の撮影スポットにもなっているのだ。道の駅前の海岸沿いをJR氷見線が通っており、海と絶景をバックに写真が撮れると人気の場所となっている。従来の列車のほか、忍者ハットリくんのラッピング号や、特別列車(日曜のみ)などを見ることができ、鉄道好きにとっても嬉しい道の駅だ。2階にあるカフェには列車の時刻表が張り出されているので、訪れた際にはチェックしてみては。

カフェの店内はガラス張りになっており、雨晴海岸を眺めながら食事をすることができる。地元食材を使ったメニューが中心で、季節ごとに内容が変わる「雨晴サンデー」はバリエーションが豊富で盛り付けもおしゃれ。晴れた日にはオーシャンビューのカウンター席で、景色と食事を楽しみたい。

富山県有数の景勝地の雨晴海岸と、雄大な立山連峰の眺望が抜群の道の駅。季節や時間によって見える景色は変わってくる。その時々の絶景を体験しに、訪れてみてはいかがだろうか。

雨晴

雨晴

住所:富山県高岡市太田24番74
TEL:0766-53-5661

Posted by

YUKIKO/道の駅スペシャリスト

東京都在住。飲食店勤務。
2007年に大型二輪免許を取得してから、道の駅を回り始める。仕事の休みを使い、5年かけて日本全県制覇。
今現在、訪問した道の駅の数は1,000ヵ所以上となる。

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