【徳島県】阿波に踊りと尾鶏あり!日本一の地鶏「阿波尾鶏」は食べなきゃそんそん!

【徳島県】阿波に踊りと尾鶏あり!日本一の地鶏「阿波尾鶏」は食べなきゃそんそん!

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徳島県と言えば、阿波踊り。踊り手が一年をかけて準備する夏の一大イベントで、毎年お盆の時期になると街のあちこちから軽快な二拍子のリズムが聞こえてきます。「踊る阿呆に、観る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん ---♪」の掛け声が有名ですが、徳島が誇る“あわおどり”、実は踊りだけではないんです!県民自慢のもう一つの“あわおどり”、肉厚ジューシーな地鶏「阿波尾鶏」をご紹介します。

阿波尾鶏は、「郷土色豊かな鶏」という意味と、ピンと尾が伸びた美しい立ち姿が名前の由来。当時の畜産担当者が阿波踊りとかけて駄洒落で呼んだところ、「おもろいからほれでいこ」と決定したんだそう。徳島県南部や西部の自然豊かな地域で、ゆったりと時間をかけて飼育されたお肉は、肉厚で高品質。うま味成分が多く、適度な歯ごたえが特徴です。肉の熟成度が高いので、冷凍・解凍しても品質が落ちにくいのもファンが多い理由なのだとか。徳島県内の多くのスーパーや飲食店でその名を見かける阿波尾鶏ですが、近年では「名古屋コーチン」や「比内地鶏」などの有名地鶏をしのいで流通量・出荷量で文字通り日本一の地鶏になりました。

どんな料理や調理方法でも美味しくいただける阿波尾鶏なので、その食べ方も多彩。唐揚げなどの定番料理はもちろん、阿波尾鶏のひき肉を使ったハンバーグや、ふわふわ卵のオムライス、親子丼なんかも大人気です。
その中でも特におすすめしたいのが、阿波尾鶏の骨つきステーキ。骨のまま豪快に焼き上げたモモ肉は、皮はパリパリ、中は肉汁たっぷりジューシーで、飲み込むのがもったいないくらい噛めば噛むほど阿波尾鶏らしい甘味とうま味が染み出てきます。見た目はボリューム満点ですが、身のしまったお肉は脂肪分が少なくヘルシーなので、女性でもペロリと食べ切れちゃいます。

地鶏本来の味がしっかりしているので、付け合わせやソースの味も選ばないのが阿波尾鶏の魅力。シンプルにお塩でいただくのも通な楽しみ方の一つです。
阿波尾鶏の養鶏場からも近い徳島県南部・美波町にある阿波尾鶏専門店「odori」では、こちらも徳島の名物であるすだちを使った「すだち塩」とガーリックの風味が香ばしい醤油ベースのソースをつけていただきます。県内でとれた季節の野菜とも相性抜群です。

徳島の風土が育てた地鶏「阿波尾鶏」。徳島を訪れたら一度は食べてほしい県民イチオシの一皿です。

Posted by

甲斐 りかこ

徳島在住のライター、イラストレーター。生まれ育った千葉県から、オーストラリア、中南米、インド・ネパールなどを経て、2018年に四国の小さな港町へ移住。自治体PRのお手伝いもしながら、地域にある素敵なヒト・モノ・コトを取材しています。

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