VOL.76 特産の栗を使ったスイーツが目白押し!「道の駅 かさま」

※ 掲載記事に関して
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茨城県15番目の道の駅として、令和3年9月にオープン。道の駅があるのは、茨城県のほぼ中央に位置する笠間市の国道355号沿いで、北関東自動車道友部インターから5分ほどの場所。オープンして間もない頃は、駐車場に入るのも一苦労、直売所は長蛇の列、限定のスイーツは争奪戦となっていて、せっかく行くなら落ち着いたときに…と思い、先日、ようやく訪問してきた。せっかくなら栗が旬の時期に訪れたかったが、それはまた次回のお楽しみにしておくことにした。

笠間といえば、栗の産地として有名な地域。茨城県は栗の生産量が日本一で、なかでも笠間市は県内最大の栽培面積だという。そんな場所にできた道の駅では、笠間の栗を使ったさまざまなスイーツを食べることができる。
その中でも人気なのが、フードコート内にあるカフェ「楽栗La Kuri」で販売する、笠間栗を使用したモンブラン。笠間栗のペーストをその場で絞って作るイートイン限定商品で、現在、平日50食、土日祝日は100食のみの数量限定品。朝9時半から整理券を配布し、整理券をゲットできた人だけが食べられるという、超レアなスイーツだ。私が訪れたのはお正月休み明けの平日だったのだが、9時過ぎに道の駅に到着すると、すでに数人が並んでいて、そのあとも続々と人がやってきた。店の開店が10時なのだが、その時には整理券は配り終えていたほどの人気ぶり。行くならば絶対にモンブランを食べたかったので、早めに行ったが大正解だった。整理券をもらったら、あとは当日15時までの間、好きな時間に注文できる。
レジで会計を済ますと、モンブランを目の前で仕上げてくれる。細い糸状に絞り出した栗のペーストを、生クリームの上に重ねていく。ガラス越しにモンブランが出来あがっていく様子を見ていると、期待が高まってくる。一口食べてみると、この栗のペーストが絶品!甘さ控えめで栗本来の味を楽しむことができる。例えるなら、和菓子の栗きんとんのような味。モンブランの横には塩が添えてあり、少しかけて食べると、栗の素朴な甘みに塩気が加わり、まるで茹で栗を食べているかのよう。また違った味わいも楽しめるようになっている。
カフェでは笠間栗のフィナンシェなど、栗のスイーツも販売している。こちらも売切れ必至なので、早めの時間に行くのがおすすめだ。

ジェラートショップでは笠間栗の濃厚栗ジェラート、フードコートには笠間栗のペーストを使った季節のソフトクリームを食べられる店舗もあった。どちらも笠間の栗を使っているのだが、味のタイプが全く異なるので食べ比べもおもしろいと思う。栗の風味がしっかりと残るミルクベースのジェラート、濃厚なクリーム感のなめらかなソフトクリーム、お好みはどちらだろうか。

直売所では、笠間産の栗を使ったさまざまなお菓子を販売している。地元の菓子店が作る焼き菓子やプリン、栗の和菓子や栗甘納豆など、種類豊富に揃っている。道の駅かさま限定商品のプレミアムスイートマロンは、スイートポテトの栗バージョンで、配合比率が栗80%という贅沢な一品。栗好きにはたまらない品揃えだ。

フードコートではスイーツ以外にも、栗の釜めしや栗を使った担々麺を味わえたり、道の駅には栗の形の車止めや、座面が栗形のイスなど、栗をモチーフとしたものがあったりと、まさに栗尽くし、栗推しの道の駅となっている。

もちろん栗だけではない。直売所には地元の産直野菜や、干し芋などのサツマイモ製品、惣菜類も充実。伝統工芸品の笠間焼の展示コーナーも設置されている。笠間焼のちょっとした小物であれば、多目的広場に設置されているガチャガチャで入手も可能。ただし何が出るかはお楽しみだ。運試しにチャレンジしてみては。

かさま

住所:茨城県笠間市手越22-1
TEL:0296-71-5355

Posted by

YUKIKO/道の駅スペシャリスト

東京都在住。飲食店勤務。
2007年に大型二輪免許を取得してから、道の駅を回り始める。仕事の休みを使い、5年かけて日本全県制覇。
今現在、訪問した道の駅の数は1,000ヵ所以上となる。

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