VOL.6 千葉 九十九里・ガラス工房を訪ねて

※ 掲載記事に関して
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皆さん、こんにちは。第6回目となる今回は、千葉県の九十九里に工房を構えるガラスメーカー「Sghr(スガハラ)」です。日本のガラス工芸は大きく二つの技術が知られており、びーどろに代表される「吹きガラス」と、切子に代表される「カットガラス」があります。これらは世界でも注目されるほど高い技術を誇るもので、日本人の感性を表現するにもふさわしいものです。グラスや花瓶など、多彩な色や形を自在に生み出し、その柔らかな肌合いを魅力とするのが吹きガラスで、数年前にスガハラさんの工房に伺った時には、僕もガラスの器づくりを体験させていただきました。

スガハラ(菅原工芸硝子)は、1932年の創業から一貫して手仕事によるガラス製造にこだわってきたメーカーです。手仕事と一口で言ってもその製法は様々で、職人たちが築き上げてきた独自の技術が、4000種類以上の製品ラインナップを可能にしています。スガハラの多くの製品は、職人自らの開発・デザインによるものだと言います。ガラスの特性を最も良く知る人が、その美しさや魅力をカタチにしているというわけです。完全にはコントロールできないからこそ、驚くほどの美しさを見せてくれることがある。そんな“生きているガラス”の奥深い魅力を存分に堪能できる高品質なプロダクトは国内外で高く評価され、コンランショップやリナシャンテといった世界に名だたるセレクトショップや百貨店でも広く展開されています。

そんな日本有数のハンドメイドガラスをリアルスタイルでも扱いたいと、創業時からラインナップしています。職人の粋を感じる新たなプロダクトへのチャレンジも毎年楽しみにしており、定期的なポップアップでいろんなアイテムをお披露目させていただいています。以前にメイドインジャパンプロジェクトで関わることになった「Tokyo Midtown Award 2008」では、スガハラの「富士山グラス」が見事アワードを受賞し、とても嬉しかったですね。またニューヨークでも展示会をご一緒させていただくなど、社長とのご縁も強く感じます。何より、日常使いのアイテムが手作りで量産されていることが本当に素晴らしい。

雄大な太平洋に面し、心地よい海風が吹き抜ける九十九里の工房の敷地内には、カフェやショップが併設されています。4000種以上のラインナップを誇る商品を一同に見ることができ、ガラス制作体験もできます。職人のガラスを操る技を、間近で見られる工房見学もおすすめです。全国各地から多くの作家さんが出店されるクラフトマーケットも毎年開催されているようです。ぜひ、お出かけください。

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鶴田 浩 / リアルスタイル代表

リアル・スタイル(株)代表取締役。NPOメイド・イン・ジャパン・プロジェクト理事。名古屋工業大学非常勤講師。建築・空間プロデューサーとして従事する中、1年半に渡り欧米やアフリカを旅して日本の素晴らしさに気づく。2002年にライフスタイルショップ「REAL Style」をオープン、2006年にNPOメイド・イン・ジャパン・プロジェクトを立ち上げ、以来、日本の生活文化向上と全国のモノづくりネットワーク構築に尽力している。

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