VOL.13 長野オリンピックのカーリング競技が開催された歴史ある「軽井沢風越公園アイスアリーナ」

VOL.13 長野オリンピックのカーリング競技が開催された歴史ある「軽井沢風越公園アイスアリーナ」

3月に世界選手権が行われ、各選手の思いの詰まったプログラムが披露されました。
さて、フィギュアスケートのシーズンも終わりを迎え、各地で新しい門出と共に桜の花が満開を迎えています。
そんな中、肌寒い日々がまだ続く長野県軽井沢町のスケート場、「軽井沢風越公園アイスアリーナ」を紹介したいと思います。

1998年にカーリングがオリンピックの正式種目として採用され、「軽井沢風越公園アイスアリーナ」は、長野オリンピックのカーリング競技が行われた会場でした。ここのアリーナで世界のトップ選手の活躍を目の当たりにした両角兄弟は20年後にオリンピアンとなり、男子カーリングチームとしても20年ぶりのオリンピック出場を果たしました。

現在はスケート場となり、地元のみならず全国からのスケーターが集まり、日本チームの強化合宿も開催されています。また、今年の世界選手権で2位となった鍵山優真選手も幼少期に練習していて、申し分のない環境と設備が整ったリンクです。

このような素晴らしいリンクではありますが、平日の夕方に練習へ行った際には、自分達の他に2人しか練習していませんでした。全国のスケートリンクの存続が危ぶまれる中、今あるリンクの有効活用をさらに考えていくべきなのではないでしょうか?
スケートリンクの数が少なくなっている現状を踏まえても、さらに行動力が求められるスポーツになるのかもしれないと私は思っています。

また、近くにある星野リゾート内には冬季限定で天然のスケートリンク「ケラ池スケートリンク」があります。自然を感じながら心のリフレッシュをしつつ、温泉で体を休め、スケートを楽しむのはいかがでしょうか?

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小塚 崇彦 / フィギュアスケーター

現在は、フィギュアスケートを始めとしたスポーツの普及活動を中心に、活動の幅を拡げて新たなステージに挑戦。また野球、サッカー、ゴルフなどのスポーツ経験を活かし、スケートの用具開発やJOC専門部会委員、スペシャルオリンピックスドリームサポーターなど様々な方面で活躍。2021年から全国の芸術花火スペシャルプロジェクトリーダーとして活動。2023年からはTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジにも挑戦。東京の二子玉川を拠点に、北海道、東北、関東、四国をはじめ全国各地でも小塚アカデミー (スケート教室) を開催。

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