VOL.63 大幅にリニューアル!上野村の食と自然を楽しめる「道の駅 上野」

※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。

群馬県で最初に登録された道の駅 上野。登録された年が1994年と、今から26年前だ。自分の年齢で考えるとまだ小学生。道の駅の「み」の字も知らなかった頃から、この道の駅はあったわけだ。2018年からリニューアルを行い、昨年グランドオープンしたというので、リニューアル後、初めての訪問をしてきた。リニューアル前の道の駅は、「山の中にある小さな売店」という印象と、「十石みそ」が特産物という記憶だ。最後に訪れたのが2011年だったので、実に9年ぶりの訪問である。
道の駅がある群馬県上野村は、群馬県と埼玉県、長野県のちょうど県境にあり、山に囲まれ、清流「神流川」が流れる自然豊かな場所だ。上信越道下仁田インター経由で行けば、東京から車で約2時間ほどで行くことができる。関越自動車道の本庄児玉インターで降り国道462号線を使えば、下道を走る時間は長くなるが他の道の駅にも寄ることができるし、途中には神流湖があったり、神流川に沿って走ったりと景色の良いルート。今回私はもう一つのルート、秩父から国道299号線の峠越えのルートで向かった。秩父からは約1時間ちょっと。けれど、これがなかなかの山道。対向車は多くないが、クネクネとした狭い道が続く。

道の駅に到着してみると、きれいで立派な建物になっている。いろいろ見て回りたいが、まず最初に向かったのがレストランだ。山間の道の駅にありがちだが、レストランの閉店時間が14時と早い。到着したのが13時30分少し前だったので、とりあえずご飯を先に食べることに。このレストランでは、上野村の特産品「いのぶた」を使った料理を味わうことができる。いのぶたとは、名前の通り「イノシシとブタ」を掛け合わせた品種。上野村では約50年前から飼育が始められたそうだ。
レストランではこの「いのぶた」を使った、ソースカツ丼や、いのぶた丼、コロッケやメンチなど様々なメニューが並ぶ。私が選んだのは、「いのぶた鍋定食」。いのぶた肉は、あっさりとしていながらも、旨味がある。噛んでいくと僅かにイノシシのような風味がするが、クセも臭みも全くない。脂身は甘みがあり、口の中でトロっと溶ける。これがまた十石みそを使ったスープと相性が抜群だ。十石みそも上野村の特産品。もともと米が取れなかった上野村では麦を主食としていたそうで、ここで作られるのは麦みそだそう。やや甘みのある味噌仕立てのスープは、十石みそのコクのある味わいに、いのぶた肉の旨味が加わり、最後まで飲み干さないともったいないほどの美味しさ。これからの寒い季節にもピッタリの料理だ。

他にも、上野村の郷土料理「つとっこ」も食べることができた。つとっことは、もち米・小豆・きびを朴葉で包み、茹であげたもの。素朴な味わい。食感はモチモチとしていて、ちまきに似ている。この時は、いのぶた肉入りのものをいただいた。どうやらこの料理、秩父地方でも昔から食べられているようだ。山を越えれば秩父なのだから、食文化も似ているのかもしれない。まだまだ全国、知らない郷土料理がたくさんある。こうやって各地の郷土料理を知ることができるのも、道の駅を巡る楽しみの一つでもある。
それから、忘れてはならないのがご当地ソフトクリーム。ここでしか食べることができない「十石みそソフトクリーム」がある。一口目には、味噌の風味をすごく感じた。ただ、食べていくうちに甘さとなじんで、コクのある味わいに変化。どことなくチーズのようにも感じる。「味噌のソフトクリームなんて…」と思うかもしれないが、騙されたと思ってぜひ一度食べてみて欲しい。

特産品売り場も、広くて明るく、見やすい店内に。いのぶた、十石みそ、しいたけなどの特産品や、それらを使った商品が豊富に揃っている。特産品の一つ、肉厚の生しいたけもすごく美味しそうだった。特産品を使ったレトルトカレーも気になったし、十石みそまんじゅうも食べてみたい。
その中で私が選んだお土産は、十石みそ。やはりこれは外せないだろう。原料は大豆・大麦・塩のみで、自然のままに熟成された味噌。国内産大豆と、上野村産大豆で作られたもの、2種類が販売されている。私は上野村産大豆を使った方を選んだ。大豆や麦の粒がしっかりと残った粒味噌。家に帰ってから味噌汁を作ったが、味噌を変えただけでいつもの味噌汁よりもはるかに美味しい。
そしてもうひとつ。定食の付け合わせで出てきたお漬物、大根の十石みそ漬けだ。これがすごく美味しくて。ご飯のお供に最高の一品。十石みそ漬けも特産品売り場で買うことができる。漬けてある野菜の種類はいくつかあったので、好みのものを選ぶといいと思う。

道の駅の裏に神流川が流れていて、新しくできた「うえのテラス」からは神流川を眺めることができる。テラスにはベンチがあるので、川を見ながらのんびりするのも良いし、階段を下りれば川岸に行けるので、川辺を散策するのも面白そう。川の水がとても澄んでいて、自然に癒されること間違いなしだ。
食事でも、買い物でも、上野村の食を楽しむことができる道の駅。四季折々の風景と、おいしい特産物をお目当てに、ちょっと足を延ばしてみてはいかがだろうか。

上野

上野

住所:群馬県多野郡上野村勝山甲131
TEL:0274-59-2665

Posted by

YUKIKO/道の駅スペシャリスト

東京都在住。飲食店勤務。
2007年に大型二輪免許を取得してから、道の駅を回り始める。仕事の休みを使い、5年かけて日本全県制覇。
今現在、訪問した道の駅の数は1,000ヵ所以上となる。

  • twitter SHARE
  • facebook SHARE
  • googlePlus SHARE

新着記事

おすすめ記事

おすすめコラム

Drive! NIPPON公式SNSにて情報配信中!

友だち追加
» language / 言語