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千葉県のグルメといったら、なんといっても海の幸!三方を海に囲まれた房総半島の各地域では、さまざまな魚介のごちそうに出合えます。
例えば、北東部の銚子ではキンメダイ、内房の木更津・富津では、アサリやはかりめ(アナゴ)、外房の大原・御宿では伊勢エビ、南房総ではアワビ、サザエなど、海の恵みがいっぱい。
そんな食の宝庫 ・千葉で、私が特におすすめしたいのが、今が旬の九十九里名物「焼きハマグリ」です。九十九里は、全国有数のハマグリの産地。荒波にもまれて育った大ぶりの貝は、1個のボリュームがとにかくすごい!トングで挟むと、ずっしりと重たく、圧倒的な存在感(大きいものだと、7〜8cm)。千葉在住30年以上と長いですが、初めて食べたときの衝撃から、今に至るまで揺るがず、夏になると食べたくなるもの、個人的ランキング1位のご当地グルメです。
このハマグリを自ら焼いて食べる「浜焼き」が人気で、片貝海水浴場や不動堂(豊海)海水浴場などの海岸沿いには、名物の「焼きハマグリ」が食べられるお店が点在しています。私も家族との食事や、取材でカメラマンと撮影した思い出が多く、「何度食べても、やっぱりおいしい」「大きなサイズのハマグリは九十九里ならでは」そんな特別感がここにあります。
焼き方は、まず網の上に貝をのせ、待つこと約5分。パカッと殻が開いたら、そこからが時間との勝負。汁がこぼれないように気をつけながら醤油ベースの特製ダレをたらし、香ばしい匂いとともにフツフツと泡がふいてきたら食べ頃の合図。殻ごと皿に移し、アツアツの身に思いっきりかぶりつく!その食感はぷりっぷりで、濃厚な貝のエキスと肉厚でジューシーな旨みが口いっぱいに広がり、白いごはんが進む、進む...。これぞ、シンプルで贅沢な海ごはん。
毎年多くの人が、この味を求めて、九十九里を訪れます。旬の今、素材の味を生かした「焼きハマグリ」は、現地で迷わず食べたい一品。そして、お店を出てちょっと歩けば、そこは海 。おなかいっぱいに食事をした後は、潮風を感じながら、海辺散策をすると、リフレッシュできますよ。
■浜茶屋 向島
千葉県山武郡九十九里町不動堂450
TEL:0475-76-6237

Posted by
Konomi Sanada
女性向け生活情報紙編集部を経て、現在、自分らしくいられる心地よい暮らしを探求中。おいしいスイーツ目当てに出かけたり、まち歩きをするのが趣味。