
※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。
皆様、新型コロナによる自粛生活が続く中、いかがお過ごしでしょうか?
全国のスケートリンクを紹介していく本コラム、少しでも旅気分を味わっていただければと思います。
さて、今回ご紹介するスケートリンクは、福岡市博多区と中心街にあるパピオアイスアリーナです。国際規格サイズ (60m×30m) のリンクで、同建物内にはレストラン、ボウリング場、シュミレーションゴルフ、ダンススタジオなどが揃っており、一か所で様々なスポーツを体験することができるスポーツ複合施設となっています。
全日本選手権で入賞経験のある中庭健介さん (*1) いわく、施設内にあるレストランの「博多ちゃんぽんはバリうまい (とても美味しい) 」だそうで、全国からくるスケーターや指導者も大絶賛とのこと。「イメージにある施設の食堂とは違い、定食食べに来るだけでも価値がある」ということなので、皆さんも是非ご賞味いただければと思います。
さて話を戻すと、ここパピオアイスアリーナは1991年に開業し、現在も地元民の遊び場として、そして地元のみならず全国から選手が集まる練習拠点として、親しまれています。1999年にはフィギュアスケートの全日本選手権も開催されたことがあり、数々の感動の涙や汗で日本スケート界の歴史を紡いできました。
そんな九州で数少ない通年営業スケートリンクが、老朽化により閉鎖の危機に立たされています。スケート大都市として数多くのスケーターを輩出してきたパピオアイスアリーナに存続してもらうためにも、署名活動にぜひご協力いただければと思います。 (*2)
自粛が解け、外出ができるようになれば、全国のスケートリンクで歴史を滑走しつつ、その地の美味しいものを食べ歩くのも、コロナ自粛のストレスを解消するには良いのかもしれませんね。
(*1) パピオアイスアリーナ出身。大学生の頃の練習から、現在の審判や指導者の活動として、約20年間パピオにて活動している。
(*2) 署名にご協力頂ける方は、福岡県アイスホッケー連盟の以下サイトをご覧ください。http://fihf.main.jp/info/1600/

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小塚 崇彦 / フィギュアスケーター
現在は、フィギュアスケートを始めとしたスポーツの普及活動を中心に、活動の幅を拡げて新たなステージに挑戦。また野球、サッカー、ゴルフ、モータースポーツなどのスポーツ経験を活かし、スケートの用具開発やJOCオリンピックムーブメントアンバサダーなど様々な方面で活躍。東京の二子玉川を拠点に、北海道、東北、関東、四国をはじめ全国各地でも小塚アカデミー (スケート教室) を開催。
東京2020、札幌2030招致を含めたウィンタースポーツからの盛り上げにも挑む。