2020.03.26 Thu
VOL.54 千葉県「道の駅 たけゆらの里おおたき」

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今の時期だけ!朝どれたけのこが買える道の駅
東京から、アクアライン経由でバイクで約1時間ちょっと。千葉県大多喜町にある道の駅、たけゆらの里おおたき。今回も、春の味覚を求めに道の駅へ行ってきた。お目当ては、大多喜町特産のたけのこ。この時期、道の駅では掘りたてのたけのこが販売されているのだ。
事前の下調べで、午前中に行かないと売り切れてしまうのがわかっていたので、開店前に到着するように出発したが、渋滞もあり、実際到着したのが開店10分後ほど。急いで店内に入ると、物産直売所中央にあるたけのこ売り場には、すでに人が集まっていた。まだ売り切れるほどではなかったが、たけのこは次々となくなっていく。大多喜町は千葉県でも有数のたけのこの産地。粘土質の土壌で育ったたけのこは、苦味、えぐ味が少ないのが特徴で、アク抜きが不要なものが多いそう。この時期はこのたけのこを求めて、県内外から人が集まるそうだ。たけのこは、GW頃まで売り場に並ぶそうだが、おいしい時期は3月半ばから、4月上旬が1番だそう。この日も1時間ほどでほぼ完売していた。

そして、ここ大多喜町のもう一つの特産物が、イノシシ。大多喜町周辺で捕獲されたイノシシを、道の駅で加工して販売している。物産所では、イノシシ肉のスライスや、加工品などが販売されており、食堂では、イノシシ肉を使ったメニューを食べることができる。人気No.1メニューは『たけゆら定食』で、たけのこコロッケ、いのししメンチ、たけのこの唐揚げがおかずについてくる定食。他にも、いのししメンチを挟んだ、猪バーガーセットも一押しだそう。食堂は朝9時から開店しているが、これらのメニューは準備が出来次第の販売となるそうで、朝から食べられる猪メニューは、大多喜猪坦々麺。人気No.2メニューということで、私はこちらをいただいた。猪肉のそぼろが乗ったピリ辛の坦々麺。さらに、大多喜産のたけのこを使った自家製メンマが、シャキシャキとした食感で、これまた美味しい。他にも、猪肉を使ったウリ坊まんや、大多喜の筍が入った筍肉まん、朝限定の房総地鶏のたまごかけご飯も魅力的。物産所で販売される房総の郷土料理、祭り寿司も捨てがたい。可愛い絵柄の巻き寿司だ。おおたきの道の駅は、朝食抜きで来ても朝からしっかりと食べられるので、ありがたい。
そしてもう一つここの道の駅のおすすめが『れんげの里のアイスクリーム』。搾りたての牛乳だけで作ったこのアイスは、某有名アイスクリームにも負けない濃厚さ。食堂にもソフトクリームがあるが、断然こちらがおすすめ。オリジナルレシピの本格派アイスはぜひ食べてみて欲しい。
たけのこのシーズンは短いけれど、まだまだこれからでも間に合うので、旬の味覚を求めに足を運んでみてはいかがだろうか。知る人ぞ知る、地元でしか手に入らない朝どれ野菜を買うのも、道の駅の楽しみの一つだ。

Posted by
YUKIKO/道の駅スペシャリスト
東京都在住。飲食店勤務。
2007年に大型二輪免許を取得してから、道の駅を回り始める。仕事の休みを使い、5年かけて日本全県制覇。
今現在、訪問した道の駅の数は1,000ヵ所以上となる。
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