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屋台や焼き鳥、もつ鍋、水炊き、居酒屋もなど、いわゆる福岡らしい店も良いのですが、私が飲んでいるとき出張や旅行の「一人客」の方と結構な頻度で出会うので、今回「一人飯にいい地元店」をご紹介しようと思います。
街の中心部・天神から国体道路を西に徒歩15分ほど、警固本通り (けごほんどおり) にある、「魚串うず」。カウンターだけの小さな店で多少の隠れ家感もあり、私も一人でよく行きます。料理は魚の串焼きのほか、とうふの浅漬け、しめ鯖炙りなど、お酒がほどよく進むいい塩梅のメニューばかりで、しかも安い。
写真の串焼きは左から、キビナゴ、塩サバ、豚バラ、雲仙ハム、オクラ巻き。キビナゴは鹿児島・熊本南部産。鯖は福岡県民はよく食べます。雲仙ハムは珍しいらしく、東京の常連さんが絶賛していました。一本100円〜300円です。ちなみに写真のお酒はガリ酎ハイ420円。ガリのピンクが、見た目女子力を上げてくれます。
お客はたいてい一人客か二人客で、関東から来た単身赴任の方、店の雰囲気が好きという30代独身男子、ご近所のマダムやご夫婦、店主の友人知人 (←私はココ) など。常連さんが多い割に一見さんが居づらい雰囲気はなく、地元客が多い割に博多弁まみれでもなく、客同士が自然と会話しやすく、一見ソフトに見える店主もちょっと毒舌で、程よい距離感。80~90年代歌謡曲のBGMも懐かしく、気づいたら、いい感じのほろ酔いに仕上がっています。 (歌いたくなったら近くにカラオケボックスあり)
旅行者、出張者と分かったら、どこから来たの、明日はどこ行くの、◯◯へ行くといいよ、なんて誰かが福岡案内をはじめる可能性は極めて高いです。福岡で一人飯、なかなか楽しい夜となりますよ。
「魚串うず」 18時〜23時頃 日曜休
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40027795/

Posted by
永田知子
編集ライター。福岡で旅行情報誌の創刊など経験して上京。東京でWebマガジンの立ち上げ、サイトプロデュース、Web広告制作を経てフリーランスとなり、再び福岡へ。旅行や食のほか、企業や大学、福岡のファッションブランド取材など。Hulaが好きで毎年博多どんたくに出ています。