2019.04.24 Wed
VOL.43 千葉県「道の駅 ちくら・潮風王国」

※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。
海と海の幸を堪能できる道の駅
千葉県南房総市にある道の駅ちくら・潮風王国。南房総の海沿いを走る国道410号線沿いあり、ドライブルートとして一年中楽しめる場所。目の前が海とという立地は、まさにロケーション抜群。道路挟んで反対側には花畑が広がっていて、春は花摘みのお客で賑わっている。シーズンによっては駐車場待ちの列ができることもしばしば。
ここの道の駅はどーんと大きないけすがあることが特徴。魚介類がメインの道の駅なのだ。東安房漁協直営の店舗があり、地元の漁港で水揚げされた鮮魚やアワビ、サザエ、伊勢海老などが並んでいる。しかもどれも安い!店頭に並んでいる魚はもちろん、いけすで泳いでいる魚を選んで買うこともできる。中にはマンボウなど珍しい魚が並ぶことも。行くたびに、クーラーボックスを持参してくればよかった…と思うが、バイクで行くと持ち帰れないのが残念な点。
ご飯も海鮮づくし。レストラン「はな房」では、海を眺めながら食事ができる。人気メニューは海鮮丼。他にも、器から溢れんばかりの巨大な穴子天がのった天丼や、地魚を使った握り寿司などもある。南房総と言えば、やっぱりアジ。アジフライはもちろん、アジのなめろうも食べられる。なめろうはこの辺りの郷土料理で、アジに味噌と薬味を混ぜて叩いたもの。これ1つあればご飯もどんどん進む。そして、ここのもう一つの名物といえば、あら煮。数種類の魚のアラを一緒に煮てあるのだが、なんといってもそのボリューム!3〜4人で食べてちょうどいい位の量がある。味付けも、しょっぱすぎず甘すぎず、ちょうど良い塩梅でご飯にぴったり。ただし、数量限定となっているので、開店直後を狙わないと食べられないかも。

本館には、鯨肉・くじらのたれの老舗、ハクダイ食品直営の「市場食堂せん政水産」もあり、こちらはアジフライとクジラの竜田揚げがウリ。お手頃価格で定食が食べられる。以前はなかったなぁと、思っていたら、平成30年5月にオープンしたらしい。房州アジのアジフライはその大きさにびっくり!手のひらサイズのアジフライは、身もふわふわ。テイクアウトのコーナーもあり、揚げたてのアジフライはもちろん、南房総の名物、クジラのタレや鯨のメンチカツなど、クジラメニューも豊富で、お持ち帰りができる。その場で食べる人用に、小さなテーブルを用意してくれてるのが嬉しい。
道の駅建物外には、海に面した芝生広場が広がっていて(しかもかなり広い!)ピクニック気分を楽しむことができる。潮風を感じながらの散歩もいい。建物脇に設置されている漁船には乗ることができ、ブリッジまで登れば展望は抜群。太平洋を一望できる。裏手の千田海岸は岩礁になっていて、干潮時には磯遊びが楽しめたりと、この道の駅は子連れでも楽しめるのがいい点だ。
店舗は他にも、水色と白のコントラストが爽やかなカフェや、お土産屋、アクセサリーショップなどもある。本館外には、土日祝のみ営業するコロッケハウスもある。揚げたてのサザエコロッケが名物だ。
東京から日帰りで行けて、海と海の幸を楽しめる道の駅はそんなに多くは無い。クーラーボックス片手に、お腹を空かせて行ってみてはいかがだろうか。

ちくら・潮風王国
住所:千葉県南房総市千倉町千田1051
TEL:0470-43-1811

Posted by
YUKIKO/道の駅スペシャリスト
東京都在住。飲食店勤務。
2007年に大型二輪免許を取得してから、道の駅を回り始める。仕事の休みを使い、5年かけて日本全県制覇。
今現在、訪問した道の駅の数は1,000ヵ所以上となる。
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