渦潮だけじゃない!鳴門市を120%楽しむオススメの観光スポット

※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。

徳島県観光の玄関口、鳴門市。鳴門大橋からみる「鳴門の渦潮」が全国的に有名ですが、鳴門市の見所はそれだけではないのです!有名美術館や徳島いちのパワースポット、数百年続く伝統工芸まで、面白さがぎゅっと詰まった鳴門市のおすすめ観光スポットをご紹介します。

美術初心者でも楽しめる陶板名画美術館「大塚国際美術館」

美術初心者でも楽しめる陶板名画美術館「大塚国際美術館」

鳴門大橋のすぐそばにある大塚国際美術館は、原寸大に再現された西洋名画を一度に楽しめる日本最大級の常設展示スペースを有する陶板名画美術館です。陶板名画とは、陶器の板に原画に忠実な色彩・大きさで作品を転写したもので、一般的なレプリカと比べて、より原画に近い再現性をもち、まるで実際の名画を見るがのごとくの臨場感を味わうことができます。展示されている名画は1000点以上で、「モナ・リザ」や「最後の晩餐」など、誰もが知っている世界中の名画を一度に鑑賞することができます。
館内は「環境展示」「系統展示」「テーマ展示」ごとに展示方法が分けられていて、美術にあまり関心がない人でも楽しめるのが大塚国際美術館の大きな魅力。
環境展示では、礼拝堂や壁画などを原寸大そのままに空間ごと再現しています。まるで現地にいるかのような気分が味わえるのも大塚国際美術館ならでは。系統展示では、時代別に絵画が展示されているので、古代から現代に至る美術史の変遷をわかりやすく感じることができます。順路に沿って進むと「絵の描き方ってこんなふうに変わっていったんだ!」と美術初心者でも楽しめるのが嬉しいですね。テーマ展示では、8つのテーマ(生と死、食卓の情景、家族など)ごとに各時代の画家が描いた代表的な作品を展示。時代や画家によって変わる表現の違いを比較することができます。
館内は写真撮影OKな箇所も多く、展示説明も丁寧かつわかりやすいものばかりなので、誰が行ってもいつ行っても楽しめる、徳島一、日本一の美術館です。

※写真は大塚国際美術館の展示作品を撮影したものです。

■徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦福池65-1
■TEL:088-687-3737
■URL:https://o-museum.or.jp/

徳島一の由緒ある神社「大麻比古神社」

徳島一の由緒ある神社「大麻比古神社」

徳島県民からは「おおあささん」の名で親しまれている大麻比古神社は、古くから地元民の一番身近な存在として信奉されてきた由緒ある神社です。
大昔、阿波国(現在の徳島県がある地域)を開いた忌部氏(いんべし)の大祖先である大麻彦大神と「導きの神様」と呼ばれる猿田彦大神が祀られています。この地域で麻の生産と麻布や木綿作りをはじめた大麻彦大神は地域の産業の礎を築いたとして、農業や産業の守り神とされています。猿田彦大神は日本神話の天孫降臨(神様が地に降り立った時)の際に道案内をしていた神様で、交通安全と厄除け、方位除けの神様と言われています。お正月の三が日は県内外から25万人以上もの参拝客が訪れるそうです。
神社の敷地はとても広大で、なんとも言えない厳かな雰囲気が漂っています。大きな赤い鳥居をくぐり、長い参道を通って見えてくるとても立派なクスノキは、眺めているだけでパワーを感じるほど大きなこのお寺の御神木。樹齢はなんと推定1000年だそうです。木の高さは約22m、幹の周りは約8mもあり、鳴門市の天然記念物に指定されています。
本殿の周りには8つの末社があり、それぞれに神様が祀られて、その奥には、第一次世界大戦中に捕虜として連れてこられたドイツ人が建てた「めがね橋」が、エメラルドグリーンの池の上にかかっています。時間によって変わる太陽の光を受けて神秘的に輝く池はとても不思議な光景。時間が経つのを忘れてしまうような、ゆっくり穏やかな時間が流れる場所です。

■徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13
■TEL:088-689-1212
■URL:http://www.ooasahikojinja.jp/

四国お遍路1400km、出発の地「霊山寺」

四国お遍路1400km、出発の地「霊山寺」

四国八十八箇所霊場・第一番札所、霊山寺は、総距離約1400km、365里におよぶ四国のお遍路道の出発のお寺です。お遍路巡礼は、約1200年前に弘法大師(空海)が修行した88のお寺をたどるもので、徳島県からはじまり、高知、愛媛、香川を順にまわって四国をぐるっと一周します。その歴史や距離の長さ、そして人々の生活と密接に関係してきた文化的背景など、四国のお遍路は世界中に数多くある巡礼路の中でもとても稀有な存在で、近年では多くの外国人巡礼者も見られます。
第一番札所の霊山寺は、1300年前の聖武天皇の時代に開かれた由緒あるお寺で、弘法大師が八十八ケ所巡りを決意した「発願の寺」であることから、「事始め」のご利益があると言われています。
重厚な門をくぐり境内に入るとまず目に入るのが鯉の泳ぐ池。1300年の歴史を感じさせる荘厳な空気の中で、優雅におよく鯉を見ていると、なんだかそれだけで癒されてしまうから不思議です。門の右手には「縁結び観音」があり、こちらは恋愛だけではなく、仕事や健康とのご縁など、様々な縁結びにご利益があるのだとか。本堂の内部にはたくさんの灯篭が吊るされていて、こちらも幻想的な雰囲気です。
長い歴史と、人々のあたたかい「お接待文化」に育まれてきた四国の遍路道。その始まりの場所である霊山寺は、鳴門を訪れる際にはぜひ立ち寄ってほしい癒しのスポットです。

■徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
■TEL:088-689-1111

徳島が誇る巨大釜と焼き物「大谷焼」

徳島が誇る巨大釜と焼き物「大谷焼」

大谷焼は約230年の歴史がある徳島県の伝統工芸です。鳴門市大麻町で作られる大谷焼の特徴は大きく分けて二つ。一つはその独特の質感。大谷焼で使われる土は鉄分が多く、ざらざらとした素朴な風合いが魅力です。素材の色味を生かした茶色い器が一般的でしたが、近年では灰色や銀色などバリエーションも豊富に。徳島の同じく伝統文化である藍染を取り入れた深い青色のものも人気が高まっています。
もう一つの特徴はその作り方。人の身の丈ほどある大きな甕も大谷焼の代表的な作品ですが、そのような大型の陶器を作る際には「寝ろくろ」とよばれる独自の技法が用いられています。「寝ロクロ」とは、職人の一人が寝転び足でロクロを蹴りながら回す成形技法。「寝ロクロ」を使って作られた陶器は大きいため、剃られを焼くための「登り窯」は日本一の大きさと言われています。
日本のワビサビを表現したような素朴さが魅力の大谷焼は、古くから茶碗などの器や水甕や睡蓮鉢として重宝されてきました。鳴門市大麻町にある多くの工房では、茶碗などのほか、コーヒーカップや飾り棚、ガーデニング用のテーブルなど工夫を凝らした陶器作品が販売されているので、ぜひその目でみて、お気に入りの逸品を見つけてみるのも楽しいですよ。

ドライブにもツーリングにも!「鳴門スカイライン/四方見展望台」

ドライブにもツーリングにも!「鳴門スカイライン/四方見展望台」

鳴門の海をよりダイナミックに楽しみたい方には「鳴門スカイライン」がおすすめ!鳴門大橋の麓から伸びる10kmに満たないドライブロードですが、その景色はまさに絶景で、世界三大潮流の鳴門海峡はもちろん、晴れた日には和歌山県や小豆島まで見渡すことができます。
アップダウンが多い道なので、空を走っているような爽快感が何よりも魅力です。この絶景ドライブロードの一番の特徴はなんといっても自転車もOKなこと。鳴門大橋は自動車専用ですが、こちらは自転車でも原付でも走れるうえ、以前は有料道路だった名残から信号機がないため、ツーリングにはもってこいです。(現在は無料)
そんな鳴門スカイラインの一番高い場所にあるのが四方見展望台(よもみてんぼうだい)。展望台からはウチノ海の静かな凪とすんだ空が広がり、ポツポツと釣り船が見える景色はとても穏やかで、ここまで登ってきた苦労が吹き飛ぶくらいの美しさです。季節によって微妙に海と空、そして陸の緑の色合いも変わってくるので、四季を通じて楽しめる地元民イチオシのドライブロードです。

■徳島県鳴門市瀬戸町中島田東山

地域の“おいしい”を感じ、地域の課題を考える。「THE NARUTO BASE」

地域の“おいしい”を感じ、地域の課題を考える。「THE NARUTO BASE」

徳島県鳴門市で地のものを食べたいと思ったら、ここ「THE NARUTO BASE」がおすすめです。「“おいしい”を鳴門から世界へ」をテーマに、地元産の野菜やお肉、お魚を使った料理がいただけます。「阿波の金時豚」や「阿波牛」などのブランド豚や牛、そして徳島名物の代表格であるすだち蓮根など、旬の食材をを使い、素材の美味しさをそのまま味わえるのが魅力です。
THE NARUTO BASEは「規格外品」とよばれる作物の有効活用にも取り組む日本初の施設でもあります。味や品質は正規品と同じにも関わらず、見た目や重さが基準を満たさない規格外品は、大部分が市場に出回らず廃棄されてしまっています。その課題への解決策と問題に関する情報発信基地として、THE NARUTO BASEでは生産者とのつながりを大切に、「規格外」の作物を使った商品開発を行う加工場をレストランに併設しています。
地元産の食材を使ったおいしい料理をいただきながら、地域の課題にも目を向ける。そんな地域を知り、考えるきっかけとなるレストランが「THE NARUTO BASE」です。

■徳島県鳴門市撫養町黒埼松島125
■TEL:088-602-8882
■URL:https://www.narutobase.jp/the-naruto-base/

〜まとめ〜

私も徳島に住み始めて一番最初に行った観光地は鳴門の渦潮でした。徳島といえば阿波踊りと渦潮。そんなイメージしかありませんでしたが、意外にも鳴門市を散策してみるとなんども通いたくなる素敵な場所がたくさんありました。ぜひみなさんも、渦潮観光ついでに少し足を伸ばして、徳島県鳴門市の多彩で多様な観光名所を楽しんでみてください。

(文:甲斐 りかこ)

  • twitter SHARE
  • facebook SHARE
  • Line SHARE

新着記事

おすすめ記事

おすすめコラム

公式SNSアカウント

Drive! NIPPON公式SNSにて情報配信中!

» language / 言語