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のどかなやきものの街・常滑市へ
こんにちは!着物で旅するライターのSAYAKAです。
今月も、着物が似合う街並みをご紹介していきますね!
今回訪れたのは、愛知県常滑市。常滑市といえば、常滑焼が有名なやきものの街ですよね。
常滑焼は、同じく愛知県にある瀬戸市の瀬戸焼や、福井県越前市の越前焼、岡山県備前市の備前焼などとともに、「日本六古窯」として日本遺産にも認定されている伝統工芸。古くは平安時代末期から起源があるようですよ。
知多半島道路の「常滑IC」を降りたあたりには、陶芸体験や絵付け体験ができる工房や、常滑焼の専門店がそろうショッピングモール、作家さんの個性的な作品がならぶアトリエなど、常滑焼の魅力を存分に楽しめるスポットがたくさんあります。
今回はそんな中でも、「常滑やきもの散歩道」をゆったりと歩いて楽しんできました。
「常滑やきもの散歩道」は、私もたびたび訪れる大好きな場所。
やきもの作家さんからお話を聞いたり、気になったカフェに立ち寄って一息ついたり。
その日、その時によって気ままに楽しんでいます。
今回は「常滑やきもの散歩道」の起点である「常滑市陶磁器会館」に車を停めましたが、付近にはコインパーキングや専用駐車場が充実しているので、ドライブにもぴったり。
「常滑市陶磁器会館」や市内の施設、公式サイトから「やきもの散歩道MAP」を入手できるので、ぜひ持ちながら散策を楽しみましょう。

「土管坂」や「見守りとこにゃん」などフォトスポットも豊富
「常滑やきもの散歩道」は、かつて栄えた窯業集落一帯で、その最盛期は昭和初期。当時使われていた煙突や窯、工場などが今も残されており、歴史的な遺産として実際に見ることができます。
作家のアトリエや喫茶店なども点在しているので、思い思いのペースでのんびりと散策を楽しめますよ。
MAPには全長約1.6kmのAコースと、約4kmのBコースの記載があるので、その日の気分や滞在時間によって好みのコースを選ぶのもいいですね。
また、こちらの写真の「土管坂」をはじめ、巨大な招き猫のオブジェの「見守りとこにゃん」、江戸時代から明治時代にかけて廻船業を営んでいた「瀧田家住宅」など、写真に収めたいスポットも豊富。
買い物もしたいし、見学もしたいし、写真も撮りたいしで、あっという間に時間が過ぎていきます!
そうそう。途中で、カフェにも入りましたよ。
1Fが雑貨店、2Fがカフェになっているお店で、トップ画像にもあるようにコーヒーとケーキのセットをいただきました。
このマグカップと器は、どちらも常滑焼のもの。
そっと触れているだけで素朴な温もりを感じられて、穏やかな気持ちになれました。
心なしか、コーヒーも冷めにくかったような?
器にこだわる生活って、いいですよね。

見どころの一つでもある「煙突のある風景」にて記念に撮影。
この日は白大島という紬の着物を着ました。
帯や帯締めは、着物の裏地に使われていた緑色を取り入れて同系色でまとめつつ、春らしい陽気を待ち侘びる気持ちを込めて、帯揚げにピンクを。
着たい着物を着て、そこにほんの少し、そのときの思いや気持ちも取り入れてみてください。
着物にもその場にふさわしい格や着付けのマナーがありますが、それさえ守れば自分なりのセンスで楽しんでみてもいいと私は思います!
感想&まとめ
2時間くらい滞在していましたが、時間が過ぎるのが本当に早かった〜。
作家さんの作品や歴史的な建造物に触れ、感覚が養われたような心地でした。
もちろん、陶芸体験もおすすめ!私は過去に常滑でマグカップとお茶碗を作ったのですが、今でも愛用していますよ。
ぜひみなさんもやきものの街・常滑市に行ってみてくださいね。
着物だと、旅もまた新鮮に感じられること間違いなしです!
【今回のスポット】
愛知県常滑市「常滑やきもの散歩道」

Posted by
光田さやか
料理と着物をこよなく愛する愛知県在住のフリーライター。ジャンルはグルメ全般、ライフスタイル、ビジネス、子育て、美容、農業、和文化、温泉、地域促進など。趣味は、旅先で一筆箋とご当地調味料を買うこと。