美しい日本の原風景に心奪われる。福島県「NIPPONIA楢山集落」

※ 掲載記事に関して
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福島県西会津町の秘境に、雄大な山々や雲海、棚田、そして街並みの景色を望む楢山 (ならやま) 集落があります。 今回紹介する「NIPPONIA楢山集落」は、この地で120年以上もの歴史を刻んできた蔵や納屋をリノベーションした“暮らせるように泊まれる”宿。時が止まったかのような素朴で美しい風景の中で、忘れ去られた何かを体験してみませんか。

何もないようで贅沢。のどかな風景の中でのんびり

何もないようで贅沢。のどかな風景の中でのんびり

高陽山の登山口にある楢山集落からは、目の前の棚田越しに山々を見渡す絶景が広がります。朝は雲海が幻想的で、まるで絵に描いたよう。また、視界が大きく開けたこの集落では空が広く近く感じられ、とても清々しい気持ちでのんびりできます。天気の良い夜には満点の星空。天の川や流れ星ももはっきりと見れるのが魅力。こんなのどかな風景が広がる集落で、自然に寄り添いながらのびのびと過ごす時間は、きっと心を豊かに、そして心をリセットしてくれるでしょう。

岩屋のような空間は特別な隠れ家

岩屋のような空間は特別な隠れ家

3つの宿泊棟のうちの一つ、「聖-HIJIRI-」は築120年以上の納屋をリノベーションした部屋。楢山集落が属していた隣の出戸集落にある、岩屋虚空蔵尊という岩窟のお堂の真下に流れる沢「ヒジリ沢」に由来しています。1階には、ベッドルームと和室、2階にはリビング・ダイニング、浴室、そして、景色を眺めながら読書や仕事、団欒にぴったりなカウンタールーム。さらに壁の下を潜るとアート作品の仕掛けも。岩窟をイメージした“籠る”雰囲気が、特別な隠れ家のような楽しみを与えてくれます。

集落の記憶を受け継ぐ土壁が風情を醸し出す

集落の記憶を受け継ぐ土壁が風情を醸し出す

楢山集落の背後にそびえる高陽山の中腹を流れる「十五夜沢 (みつきのさわ) 」に由来する「十五夜-MITSUKINO-」。元は納屋だった部屋で、1階には広々としたエントランスホールと吹き抜けのリビング・ダイニング、2階には浴室とベッドルーム。そして、随所に当時のままの風情ある柱や土壁が残り、その存在感が心を落ち着かせてくれます。吹き抜けで繋がった広い空間は、ファミリーや大切な人たちとの仲をより一層深めてくれそう。

小川のせせらぎを聞き、悠久の時を思う

小川のせせらぎを聞き、悠久の時を思う

楢山集落の背後にそびえる守り神の高陽山 (かやさん) から名前をとった「高陽-KAYA-」。外は分厚い土壁、中は板壁で覆われ、太い梁や曲線を描く梁に支えられた重厚な蔵で、かつては山村の暮らしをさせる保存食や家財なども保管されていたそう。1階に吹き抜けのキッチン、その奥にはリビングルームと浴室、2階がベッドルームというシンプルな空間。そして、すぐ裏を流れる小川のせせらぎが心地良い時間を演出してくれます。蔵の面影が残る空間で悠久の時へ思いを馳せてみてはいかが。

福島県耶麻郡西会津町奥川大字高陽根字百目貫5900番地

TEL:080-9074-8301

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