​​【青森・黒石市ドライブ】 よくばりな夏旅。縄文文化とねぶた祭りの歴史を学び、名物グルメ「のっけ丼」もいただきます！​

Ⓒ​ねぶたの家　ワ・ラッセ

今回は、青森県黒石市を巡り、縄文文化や青森ねぶた祭りの歴史、津軽の伝統工芸などを1日で楽しめるよくばりなドライブプランをご紹介します。青森の歴史や文化、自然、味覚がぎゅっと詰まったコースで、家族みんなが楽しめる体験を通じて夏の思い出を作りませんか。大人も子供の頃に戻ったような感覚で、お子様と一緒に楽しめるドライブにぜひ出かけてみてください。

世界遺産登録の縄文時代の遺跡。体験工房でグッズ製作も ​/​三内丸山遺跡​

Ⓒ​​三内丸山遺跡センター​

​​「三内丸山遺跡」は、今からおよそ5900年前から4200年前にあたる紀元前約3,900～2,200年頃まで続いた日本最大級の縄文集落遺跡です。1992年(平成4)年から始まった発掘調査では、多くの建物跡や土器・石器などが出土しています。うち重要文化財は3813点です。三内丸山遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、2021年にユネスコの世界遺産にも登録されました。遺跡エリアでは、復元された竪穴建物・掘立柱建物などを見学することができます。併設の縄文時遊館は、シアターやミュージアムがあり、重要文化財を含む出土品の土器・土偶の展示や当時の人々の暮らしを再現したコーナーなど、縄文時代について詳しく学べます。さらに体験工房では、土偶・勾玉・琥珀のペンダントや縄文ポシェット・組みひも作りなどのもの作り体験メニューが用意されています。。遺跡の見学はもちろん、さまざまな体験を通じて、楽しみながら縄文時代を学べるスポットです。​

三内丸山遺跡​ の詳細

​​住所 青森県青森市大字三内字丸山305​ 　営業時間 9:00～17:00（GW中と6/1～9/30は18:00で閉館） 　休館日 毎月第4月曜日（祝日の場合は翌日）12/30～1/1所内整理日​ 　料金 一般／500円　大学生等／250円　高校生以下／無料 　駐車場情報 大型車10台　普通車500台（無料） 　URL https://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/ 　

Ⓒ​​三内丸山遺跡センター​

元祖「青森のっけ丼」を味わう / 青森魚菜センター​

​​三内丸山遺跡を見学した後は、県道44号線（浪館通り）を通ってランチスポットへ。魚介類から野菜・お肉・総菜まで、青森の新鮮な食材が集まる「青森魚菜センター」では、青森の味を思う存分楽しめる「のっけ丼」がいただけます。はじめに器に盛られたご飯を受け取ったら、市場を巡って好きな食材をチョイス。温かいご飯に自分の好きな具材をすきな量だけ“のっけて”食べられるのがのっけ丼です。お刺身や総菜・漬物・お肉など、バリエーション豊かな具材から、青森の旬な味を詰め込んだ自分だけの丼を作れます。春から夏にかけては、帆立やウニ・牡蠣・エビなど、秋から冬には、サンマ・イワシ・マグロ・ブリ・アンコウと、季節によって変化する食材も魅力です。​

青森魚菜センター​ の詳細

住所 青森県青森市古川1-11-16​ 　営業時間 7:00～16:00 　 ※のっけ丼の営業時間はご飯がなく出し次第終了  　駐車場 なし　 ※近隣のコインパーキングをご利用ください。 　URL https://nokkedon.jp/  　

ねぶた祭の歴史や魅力を知る/ねぶたの家わラッセ

​​美味しいのっけ丼を楽しんだ後は、中央古川通りを通り、「ねぶたの家​​ワ・ラッセ​​」へ。ねぶたの家​​ワ・ラッセ​​は、青森ねぶた祭の歴史や魅力を紹介し、ねぶたについて詳しく学べる施設です。「ねぶたミュージアム」には青森ねぶた祭に出陣した大型ねぶたを常設展示。館内には​​ねぶた囃子​​が流れ、ねぶたの世界へどっぷりと入り込めます。さらに、ねぶたのパーツに触れられるコーナーや定時で行われるハネト、楽器の体験を通じて楽しめる内容も充実。2階の「ねぶたミュージアム」では、ねぶた祭の起源や歴史が紹介されており、ねぶたをより深く学べます。​

ねぶたの家ワ・ラッセ​ の詳細

住所 青森市安方1丁目1-1 　営業時間 5月～8月  9:00 ～ 19:00　※最終入場PM 18:30  9月～4月 9:00 ～ 18:00　※最終入場PM 17:30 　料金 大人620円、高校生460円、小中学生260円  　駐車場情報 80台（有料）※ねぶたミュージアム見学で1時間分無料​  　URL https://www.nebuta.jp/warasse/  　

青森の伝統工芸品を体験/津軽伝承工芸館​

​​ねぶたの家​​ワ・ラッセ​​を楽しんだ後は、青森ICから東北縦貫自動車道を南に向かい、「津軽伝承工芸館」へ。津軽伝承工芸館は、津軽の伝統工芸や伝統的なお祭りの資料が紹介されている施設です。見学はもちろん、「制作工房」と「津軽こけし館」では、伝統工芸の「津軽塗」や「津軽こけし」の製作体験も。完成した作品は、旅の思い出に持ち帰れます。つがるの食品やオリジナル姓名印・木工作品・こけしグッズなども販売していて、お土産選びにもぴったりです。日曜日・祝日には、伝承ホールで開催される津軽三味線の生演奏も聞くことができます。​

津軽伝承工芸館​ の詳細

住所 青森県黒石市大字袋富山65-1​  　料金 入場無料※手作り体験は別途有料、津軽三味線じょんから劇場は別途有料​  　営業時間 9:00～17:00（足湯10:00～15:00） 　駐車場情報 200台​  　URL https://denshokokeshi.com/  　

〝​美肌の湯〟のかけ流し温泉​ / ​花詠みの宿 花禅の庄​

​​もう少し羽を伸ばして一泊していくのなら、“美肌の湯”と呼ばれるかけ流し温泉を楽しめる「​​花詠みの宿 花禅の庄」がおすすめ。さっぱりとした湯あたりが特徴の天然温泉と青阿森ヒバ・十和田石のマイナスイオン効果が一日動き回った汗と疲れを洗い流し、心も体も癒してくれます。館内は全館畳敷きで、素足から伝わる心地良さでゆったりとくつろいだ気分に。庭園を彩る季節の花が日常の慌ただしさを忘れさせ、穏やかなひと時を過ごせます。地元青森の食材をたっぷりと使った会席料理も格別。子供向けのおかずを揃えたお子様食もご用意しており、家族一緒に楽しめます。​

津軽・花詠みの宿　花禅の庄の詳細

住所 青森県黒石市袋富山64-2 　電話番号 0172-54-8226 　チェックイン/アウト 15:00～/～10:00 　URL https://kazennosyo.jp/ 　

＜​まとめ＞​

​​縄文の学びから始まった青森の親子ドライブは、ねぶたの熱気や津軽の技・海の幸・温泉のぬくもりも感じられるコースになりました。今回のルートは学びだけでなく、さまざまな体験や地産の食を通じて、1日で青森の魅力を存分に味わえるドライブコースになっています。この夏はぜひ、親子で青森を学び・楽しみ・堪能するドライブ旅に出かけましょう。​