COLUMN

土橋克己の「地方見聞録」

雪国を満喫!本場のかまくらに圧倒され、横手やきそばをダイナミックにほおばる

 日本では、国土の半分以上が豪雪地帯に指定されているのは、皆さまご存知でしょうか?国土の半分に雪が降る日本。雪は豪雪地帯で生活を営んでいる約2,000万人もの人々の暮らしを大きく制限しております。

 筆者の地元甲府は、富士山を抱える山梨県でありますから、寒くて雪が降るとお考えの方が多いと思いますが、自治体が除雪機を常設していないなど、雪のあまり積もらない地であります。
 しかし、車はランドクルーザー以外には興味がない筆者ですから、悪路走行は大好きです。スノーボードに行く峠道の登りなどは、夏の砂利道が雪で舗装されているようなものであり、「カーブはアクセルを踏み込んで走り抜けるものだ」ということが分かっていますので、雪道ほど楽しい運転はないと思っています。とはいいましても、相当危険な雪道走行をしていることから、同乗者には毎回キレられております。(笑)

 豪雪地帯にとっては、生活を脅かす雪なのですが、愛Bリーグ加盟団体の「横手やきそばサンライ’S」がPRをするまち・秋田県横手市では、雪国ならではのユニークな条例を定めています。その名も【横手市雪となかよく暮らす条例】。克雪のまちづくりを進めるとともに、雪国における明るく元気な市民性の創造と、行政、市民及び事業所がお互いに協力し、マナーを守って雪となかよく暮らすことのできるまちを目指しています。

 その背景には、全国でも指折りの豪雪地帯・横手市の人々が、古来より厳しい自然条件の中でより快適に過ごすため、時代の最先端の知恵と情熱で自然と上手に付き合ってきた歴史があります。現代においても、古くからの伝統を継承し、それを現代にマッチさせながら後世に残そうとする姿勢が伝わります。
 昨年は、雪かきを競技として楽しむ「スポーツYUKIYOSE(雪よせ:秋田弁)世界大会」を開催。雪かきをネガティブなものではなく、楽しいものとしてとらえ、地域活性化にまで繋げようとしているのです。
 アッパレであります(拝)

 中でも有名なのが、約450年の歴史があるといわれる横手の「かまくら」文化です。<br>
 藩政のころ、武家の住んでいた内町では、四角い雪の壁を作り、その中に門松やしめ縄などを入れ、お神酒や餅を供えてから燃やしました。災難を除き、子どもの無事成長を祈る左義長の行事です。一方、商人の住んでいる外町では、町内の井戸のそばに雪穴を作り、水神様を祀って、良い水に恵まれるように祈ったそうです。また、子ども達が積もった雪に穴をあけ、その中に入って遊ぶ雪遊びも盛んでした。

 これらの風習が長い年月をかけて融合し、現在のようなかまくらになったといわれます。かまくらの中に水神様を祀るのが横手の小正月行事であり、【みちのく五大雪まつり】の一つ『横手かまくら祭り』となっています。

 今年の『横手かまくら祭り』の開催は、平成28年2月15日(月)、16日(火)です。雪のやしろ「かまくら」の中で、地元の子ども達が甘酒・お餅でおもてなしをします。
「入ってたんせ」「拝んでたんせ」という可愛らしい声を聞きに行きませんか?
そして水神様にお賽銭をあげ、子ども達と雪国情緒を楽しみませんか~?



 ・・・と!これで終わらないのが横手!!!
 もう既に有名なので、端折っても大丈夫かなと思ってしまいましたが(汗)

 横手といえば「横手やきそば」です!!太くて真っ直ぐな角麺を使用し、比較的甘口な出汁入りウスターソースで味を付け、キャベツや豚ひき肉などを具として、最後に片面焼きの目玉焼きを乗っけます。付け合せの福神漬けがアクセント。
 第4回B-1グランプリin横手大会において、前述の「横手やきそばサンライ’S」がゴールドグランプリを受賞しております。

 横手やきそばは、終戦直後の昭和28年ごろ、横手市で屋台のお好み焼屋を営んでいた男性が、お好み焼き用の鉄板を使った新しいメニューとして作ったのが始まりといわれています。<br>
 筆者は、目玉焼きの黄身を崩して、太く真っ直ぐな麺をからめる食べ方が堪らなく好きです。5回行っていますから、間違いなくこれが通であります。
 食べたくなったでしょ~

 最後に、かねてより《旅行会社は観光商品のプロ、地元住民こそ観光のプロでなくてはならない》と豪語しておりますので、今回の横手では、市の職員であり愛Bリーガー、そして元野球人と、私と経歴が全て同じ親友「大澤覚」さんから、次の紹介をいただいております。<br>

 「かまくら」は、直径3.5メートル、高さ3メートルの大きさで、実際に見ますと圧倒されます。本物を見ないと絶対に分かりません。是非とも横手にお越しいただき、「かまくら」の中で、子ども達と雪国の情緒をお楽しみください。そして、子ども達が繰り出す「募金にご協力をお願いしま~す」の不意打ちには、喜んで協力してあげてください。人と人との情緒も「かまくら」の醍醐味ですから。


(おまけ)
 新幹線での移動を考えている方には、北上まで行って、そこでレンタカーを借りて高速ないし国道107号線のDrive! NIPPONを推奨します。何故なら、秋田新幹線こまちが、法律的には盛岡からは在来線であるため、相当時間がかかってしまうからです。
のイメージ写真

今後の土橋の見聞予定地

1月10、11日 三重県津市(津ボートレース×B-1グランプリ)
1月16日   埼玉県行田市(愛Bリーグ関東・甲信越支部総会)
1月30、31日 千葉方面(視察)
1月30、31日 千葉県香取市(B-1グランプリ公認イベント)
2月6、7日  新潟方面(視察)
2月13、14日 愛媛県今治市(ABCまちおこしイベント×B-1グランプリ)
2月20、21日 静岡県富士市(吉原まるごとフェスタ2016×B-1グランプリ)

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土橋克己/山梨県甲府市役所職員

1973年生まれ、甲府市出身。中央大学商学部(硬式野球部)卒業。甲府市役所に勤務する傍ら2008年、「甲府鳥もつ煮でみなさまの縁をとりもつ隊」結成。10年、ご当地グルメによるまちおこしの祭典「B-1グランプリin厚木」で最高賞のゴールドグランプリ獲得。11年、NPO法人こうふ元気エージェンシー設立。2014年、「甲府ん!路地横丁楽会」を立ち上げ、甲府市中心街の路地―横丁文化の魅力を発信する活動に取り組む。

【土橋克己フェイスブック】
https://www.facebook.com/katsumi.dobashi
【甲府鳥もつ煮でみなさまの縁をとりもつ隊ホームページ】
http://www7b.biglobe.ne.jp/~torimotsu/
【甲府ん!路地横丁楽会フェイスブックページ】
https://www.facebook.com/kofunrojiykocho?fref=nf

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土橋克己/山梨県甲府市役所職員

1973年生まれ、甲府市出身。中央大学商学部(硬式野球部)卒業。甲府市役所に勤務する傍ら2008年、「甲府鳥もつ煮でみなさまの縁をとりもつ隊」結成。10年、ご当地グルメによるまちおこしの祭典「B-1グランプリin厚木」で最高賞のゴールドグランプリ獲得。11年、NPO法人こうふ元気エージェンシー設立。2014年、「甲府ん!路地横丁楽会」を立ち上げ、甲府市中心街の路地―横丁文化の魅力を発信する活動に取り組む。

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