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NIPPONの祭り

滋賀県「左義長まつり」

近江八幡に春の訪れを告げる春の三大火祭りの1つにあげられる「左義長まつり」。熱く燃え上がる左義長の迫力を体感しにいこう。

江戸時代から続く、近江八幡の左義長まつり

 左義長は、正月に行われる行事で、「どんど焼き」や「さいと焼き」、「ほっけんぎょう」などとも呼ばれ、正月の松飾りやしめ縄を集めて焼く火祭りの行事として全国で行われている。近江八幡の左義長は、かつて織田信長の居城があった安土城下で行われていたが、信長亡き後、八幡城下に移住してきた人々によって始められたと言われている。江戸時代から続く近江八幡の左義長まつりは、当時は1月に行われていたが、昭和40年代頃から3月に開催されるようになった。
写真上:干支をモチーフにして作られたダシを付けた左義長が町中を練り歩く 写真下:左義長同士がぶつかり合う「組合わせ(けんか)」で町内は大興奮のイメージ写真

写真上:干支をモチーフにして作られたダシを付けた左義長が町中を練り歩く 写真下:左義長同士がぶつかり合う「組合わせ(けんか)」で町内は大興奮

燃え上がる左義長と祭りの熱気に包まれる「天下の奇祭」

 左義長は、松明、ダシ、十二月(赤紙)の3つの部分からなり、前後に棒を通した神輿のようなもの。正面に付ける「ダシ」は、各町の誇りをかけて、その年の干支をモチーフにして制作される。彩り豊かで鮮やかなダシは、祭りの期間中開催されるダシコンクールの優勝をかけて手間暇かけて作られるのだ。
 土日2日間開催される左義長祭り。土曜日には、13基の左義長が日牟禮八幡宮へ勢揃いし、その後町内を巡回する渡御が行われる。踊り子と呼ばれる左義長の担い手は、女性物の長襦袢に揃いの半纏を羽織り、「ちょうやれ、ちょうやれ」、「まっせ、まっせ」というかけ声とともに町中を練り歩く。日曜日には、午前中から左義長が旧城下町を練り歩き、「組合わせ」と呼ばれる左義長のけんかが行われる。左義長と担い手同士がぶつかり合う勇ましい姿が間近で見れると、多くの見物客が押し寄せる。
 そして、夜には日牟禮八幡宮に再び集結した左義長が順次燃え上がる、まつり最大の見せ場「左義長奉火」が始まる。日牟禮八幡宮に再び集結した左義長が順次奉火され、最後の左義長が燃えつきるまで祭りは夜遅くまで続くのだ。このクライマックスこそが左義長まつりの醍醐味。多くの人々を夢中にさせる圧巻の迫力ある「天下の奇祭」、近江八幡の左義長まつり。間近でその熱気を感じてもらいたい。

日時:2016年3月12日(土)、13日(日)
※12日13:00〜、13日10:30〜22:40
場所:滋賀県近江八幡市宮内町257(日牟禮八幡宮)、及び、近江八幡市内
問い合わせ先:0748-32-7003(近江八幡観光物産協会)

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